インターネットの接続数が増加するに従ってページビューがどんどん増えていって、それと共にうなぎ登りに上昇する広告料。

ネットの広告料はすでに新聞を抜いて斜陽のテレビを追いかけている。

そんな中、非常に大きな部分を占めていたポータルサイト。

ユーザーがPCを開いて、最初に表示させるページはどこか?

と言う意味で、ユーザーにとって必要な物が揃っているか否かが勝負の分かれ目になり、先行したYahooがコンテンツを山のように集合させ、シンプルよりも幕の内弁当のように盛りだくさんが好きな日本人にウケて、未だに1位を保っている。

では、5年後、10年後もこの状況は続くのか?

すでにGoogleが先行し、Yahooも追随しているが、トップページを自分でカスタマイズ出来るようになっている。

自分も、『iGoogle』でニュースやホットメール、Gメール、天気予報、オークション、株価情報、美人時計w・・・etc

を、常に表示させている。

アドオンで好きな物を簡単に追加出来るのが魅力。

さらに、RSS等でよく見るブログやニュースサイトを登録しておけば、まず必要な情報を見逃す事は無いだろう。

でも、このページを毎回開くのはめんどくさい。

と、自分は思うんです。

ブラウザを開いたら、いつも見るページや、前回途中まで読んだブログや、ブックマークがすぐに見れる状況になって欲しい。

そこで、WEBブラウザの使いやすさになって行きます。
自分はGoogleChromeを普段使っていて、アドオンによってはFirefoxしか無い物もあるので、そちらも時々使っています。

IE(InternetExplorer)は全くと言っていいほど使ってません。

そこで、さらに毎回開く時に【前回閉じた時のページを開く】と設定しています。

そうすると、毎回開くたびに、前回最後に見たページが開くので、iGoogle、RSS、ブックマーク、ブログ、管理画面、SNS、・・・etcがたくさんのタブですぐに見られる。
さらに、アドオンやツールでTwitter、Facebook、Evernote、Tumblr、mixi、Gmail、Hotmail等々も入れています。

Chromeを開けば全て事足りる状況。

ここで考えるのは、すでにインターネットを使う上でほとんどポータルサイトを見ていないって事です。

あくまで、それなりにITリテラシーが高いから出来る事かもしれません。

40代以上のサラリーマンでは、未だにIEからYahooを開いて、ニュースを見て、検索して、お気に入りから選んで。。。

そんな人が多いでしょう。

若い世代も意外と携帯には慣れていてもPCが使えない人も多いです。

でも、こういった事で、今よりも便利になるのは間違い無い以上、確実にこういった方向に流れていくでしょう。

ポータルサイトを含め、情報がよりソーシャルな部分に近づいて行くと言う事は、情報の発信(提供)元とユーザーとの間が近くなり、そこにいた物が不要になると言う事。

所謂中抜きが行われる。

なので、Yahooは自社コンテンツも多数あるのでその部分は残るだろうと思いますが、徐々にページビューに関しては減っていくんじゃないでしょうか?

ページビューが減ると言うのは、全てのインターネット上のサイト、コンテンツにおいて致命的な事なので、新たな展開を考えなければいけませんが。。。

そこで人の集まるSNSとの協業もありえるかもしれないし。

【検索】もメインからサブに変わっていくのだろうと思います。

そうすると、ポータルの部分でGoogleやYahooの後塵を拝しているMSNや他にもチャンスがあるかも。。。?