最近はネットショップとかモールについて書いてなかったなー。
すいません。
ちょっとSEO対策の方に追われていて、中々動けず。。。
って事で、久々に、今日はポンパレモールについて。
現時点で出ている情報を簡単にまとめると
と言う所があると思います。
例えば
他にもR25があったり、ゼクシィがあったり、カーセンサー、AB-ROAD、ホットペッパーのグルメ、ポンパレ、ケイコとマナブ、稼げる資格・・・と、とにかく媒体には事欠かないので、本気で広告を出して来たら、とんでもない事になるんじゃないかなと。
その他リクルートのサービスはここを見てね
楽天も、ネットショッピングと親和性のある楽天カードを楽天市場やトラベルと言う媒体を使って大量に獲得し、今では金融関連の売上が全社の40%を占めるまでになっているとの事。
ポンパレモールも他のサービスを使って、ポンパレの時のように得意のテレビCMをバシバシ流せば、かなりいいところいけるんじゃないでしょうか。
今は店舗数を増やして、今年の秋から冬にかけてドーンとプロモーションをかけると予想してみます。
購入時のポイントが3%と言うのがかなり客寄せに使い易い(楽天の3倍)数字ですし、この3%って言う数字は、特に重要だと思うんですよ。
なぜなら、楽天市場もポイントサービスをやっており、通常の1%だけでなく週末毎にイベントをやったり、スーパーセール、お買い物マラソンといった大イベントはあるのですが、原則店舗負担で、ポイントを2~10倍まで変動させる事が出来るんですね。
イベント時に楽天市場負担と言うのもあるんですが、大半が店舗負担です。
中小企業、小売店や代理店等の店側からすると店舗負担って言うのは中々痛いところで、スケールメリットを生かせる大企業有利となるのは仕方ない所ですが、何とかやりくりしてメイン商材をポイント倍付けしてみたりして、とにかくお店に人を呼び込むのに必死です。
それが、3%がデフォルトになる。 (これは店舗負担じゃない前提の話)
実際に、楽天を見ていると、結構な頻度でポイントを2~10倍にして売っているお店を見るんですが、このポイントシステムが楽天市場の最大の強みと言ってもいい部分。
使っている金額に応じて
シルバー ⇒ ゴールド ⇒ プラチナ ⇒ ダイヤモンド(楽天カード必須)
と、レベルアップしていき、プラチナ会員限定セール等の特別サービスがどんどん増えて行き、さらにグレードの高い会員限定の特別セールに広告を出す、メルマガを送ると言う事をするために、また店舗から広告費を徴収すると言う、非常によく出来たシステム。
どっちに転んでも楽天にはお金が入ってくる素敵な仕様です。
実際にお店を運営してたりコンサルをしていて思うんですが、売上の半分はプラチナ会員以上が支払っているんですよね。。。
で、話を戻すとこれがお店側から見てかなり不満が溜まっている所なんですよ。
楽天市場では、店舗構成における中小店舗比率がすごく高くて、裾野がすごい広いピラミッドと言う完全な格差社会が構成されており、上位のヒエラルキーに進出するのは並大抵の努力では出来ない。
だから、夢を持って楽天に出店しても、知識も資金も無いお店は、がんばれプランの契約期間1年をもって退店と言うのが後を絶たない訳です。
なので、楽天市場としても新しく出展したお店へのフォローをどうするか?が課題にはなってると思うんですが、まだまだITとかWebの知識だけでなく、郊外の町の商店街の1店舗を運営してるようなつもりで出てきてしまった人達が多かったりするので、中々難しいだろうなぁと言うのがずっと続いています。
そこに対して、3%がモール負担になるとなれば、まずポンパレモールに人を呼び寄せる事が出来るんじゃないかって事になります。
最初は難しいけど、上に書いたように関連サービスが多くて、じゃらんとかポンパレのポイントと横断的に使えてってなれば、ターゲットの女性はすごく参入障壁が低くなるんじゃないかなと。
完全にネットショッピングでは、女性をどう動かすか?が重要になってきます。
もちろん商材次第ですが、少なくともモールに関しては女性の影響力が非常に大きい。
若い女の子とか特にそうですが、スマホで普通に買い物するし、衝動買いもするし、ポイント大好きだし、とにかく消費意欲が旺盛なんですよ。
楽天市場で特にお金を使っている人達も、多いんですよね。
その辺の深い話は僕の仕事の種なので言いませんけどw
なので、ポンパレは他のサービスも含めて女性をターゲットにしたサービスが非常に多いので、これは使えると思うんです。
現時点でポイントを共同で使えるサイトはこの10サイトだけど
この10サイトだけでなく、他のサイトも含めて、さらに連携を深めていけるはず。
例えば
AB-ROADや、じゃらんnetで海外旅行・国内旅行をしようとしてる人に、ポンパレモールで旅行バッグや旅行用のコスメ、ポーチ、傘、ファッション、靴、旅行雑誌などなどを横断して見せられたり。
ゼクシィで結婚式場やウェディングのプランとかを考えている人に、ホットペッパービューティーでエステプランを提示しつつ、値段が高いから敬遠しそうな人に対して、家でも出来るダイエットグッズや、低カロリー食材、ダイエット本、ウォーキングシューズなどなどを提案・紹介出来たり。
楽天やAmazonがモール内だけでやっているレコメンド機能を、壮大な規模で行う事が出来るんじゃないか?
これが相当な強みだと思っているので、リクルートには間違いなくやって欲しいと思っています。
てか、やるしかないでしょ。
ネットショッピングモールでは完全な後発だし。
こっからはおまけです。
Yahoo!ショッピングは完全に出遅れている訳ですが、社長が交代して爆速で進んでいるYahooの方向が若干楽天とは異なって来たなーと感じるところもあって、どう動くのか気になる所です。
ただ、Yahooは元々ヤフオクのユーザーがすごく多くて、未だに根強い【オークション=商品が届かないかも】と言う印象なのか、男性ユーザーがすごい多い。
だからサービス名を Yahoo!オークション から ヤフオク! に変えたのはすごくいいと思う。
値段を下げたり、交渉したり、競り落とすって言うようなイメージの強い【オークション】と言う言葉を消して、略語にする事で女性を入り易くさせたんじゃないかな。
楽天の楽オクを使ってる若い女の子って結構いますもんね。(特に渋谷とかのギャル系)
そして、オークションと言う特性上、とにかく安さにこだわるユーザー層が多い。
値段と、自分の求める商品レベルの曲線の交わるポイントを見極めると言うか、とにかくこんな人達が多いです。
ただ、書籍や雑誌とかの本に関しては取引が簡単なAmazonで売るユーザーも増えてきたので、どうやってユーザーを増やすのかな。
ブランド買取りのブランディアもオークションをやり始めてるし、競合するのか協働するのか、しばらくは様子を見たいと思っています。
もし、Yahooが社長が変わっていなければ、どこかのタイミングで楽天かポンパレに丸ごと売ってたんじゃないかなって妄想する所だったんですが、社長も変わったしこのまま頑張ってくれれば面白いところです。
と言う訳で、長くなった上にまとまり切らなかったんですけど、次はもう少しテーマを絞って書きたいと思います。
久々だったから1時間くらいかかっちゃったw
※2013/5/21 18時半修正
楽天のポイント負担について誤記があったので修正しました。
すいません。
ちょっとSEO対策の方に追われていて、中々動けず。。。
って事で、久々に、今日はポンパレモールについて。
現時点で出ている情報を簡単にまとめると
- 2013年3月15日オープン
- 運営会社がリクルート系列のリクルートライフスタイル。営業力はすごい。
- スタート時は約500店舗で、有名店が多い。
と言う所があると思います。
リクルートは親和性のあるサービスをたくさん持っている。
リクルート系列と言う事で、同社運営の別サービスとの親和性とか横の連携とかが今後期待されていたりしますし、これは是非とも使わないともったいなさ過ぎると言うところです。例えば
- じゃらんnet
国内・海外旅行サービス。F1層、つまりOL、女性を中心
1年間の予約受付人泊数:6555万人泊
データの詳しくはここを
- HOT PEPPER Beauty
ターゲットはほぼ女性のみ
参加ヘアサロン数 : 39126件
リラク・ビューティー : 15161件
年間予約数(ヘアサロン) : 5545095件
年間予約数(ビューティー) : 2550524件
データの詳しくはここを
- SUUMO
ターゲット : 1人暮らしをする人、引っ越しをする家族等
関東の物件数 : 116035件
総掲載物件数 : 1638018件
他にもR25があったり、ゼクシィがあったり、カーセンサー、AB-ROAD、ホットペッパーのグルメ、ポンパレ、ケイコとマナブ、稼げる資格・・・と、とにかく媒体には事欠かないので、本気で広告を出して来たら、とんでもない事になるんじゃないかなと。
その他リクルートのサービスはここを見てね
楽天も、ネットショッピングと親和性のある楽天カードを楽天市場やトラベルと言う媒体を使って大量に獲得し、今では金融関連の売上が全社の40%を占めるまでになっているとの事。
ポンパレモールも他のサービスを使って、ポンパレの時のように得意のテレビCMをバシバシ流せば、かなりいいところいけるんじゃないでしょうか。
今は店舗数を増やして、今年の秋から冬にかけてドーンとプロモーションをかけると予想してみます。
ポンパレモールは基本ポイントが3%で楽天の3倍
購入時のポイントが3%と言うのがかなり客寄せに使い易い(楽天の3倍)数字ですし、この3%って言う数字は、特に重要だと思うんですよ。
なぜなら、楽天市場もポイントサービスをやっており、通常の1%だけでなく週末毎にイベントをやったり、スーパーセール、お買い物マラソンといった大イベントはあるのですが、原則店舗負担で、ポイントを2~10倍まで変動させる事が出来るんですね。
イベント時に楽天市場負担と言うのもあるんですが、大半が店舗負担です。
中小企業、小売店や代理店等の店側からすると店舗負担って言うのは中々痛いところで、スケールメリットを生かせる大企業有利となるのは仕方ない所ですが、何とかやりくりしてメイン商材をポイント倍付けしてみたりして、とにかくお店に人を呼び込むのに必死です。
それが、3%がデフォルトになる。 (これは店舗負担じゃない前提の話)
実際に、楽天を見ていると、結構な頻度でポイントを2~10倍にして売っているお店を見るんですが、このポイントシステムが楽天市場の最大の強みと言ってもいい部分。
使っている金額に応じて
シルバー ⇒ ゴールド ⇒ プラチナ ⇒ ダイヤモンド(楽天カード必須)
と、レベルアップしていき、プラチナ会員限定セール等の特別サービスがどんどん増えて行き、さらにグレードの高い会員限定の特別セールに広告を出す、メルマガを送ると言う事をするために、また店舗から広告費を徴収すると言う、非常によく出来たシステム。
どっちに転んでも楽天にはお金が入ってくる素敵な仕様です。
実際にお店を運営してたりコンサルをしていて思うんですが、売上の半分はプラチナ会員以上が支払っているんですよね。。。
で、話を戻すとこれがお店側から見てかなり不満が溜まっている所なんですよ。
楽天市場では、店舗構成における中小店舗比率がすごく高くて、裾野がすごい広いピラミッドと言う完全な格差社会が構成されており、上位のヒエラルキーに進出するのは並大抵の努力では出来ない。
だから、夢を持って楽天に出店しても、知識も資金も無いお店は、がんばれプランの契約期間1年をもって退店と言うのが後を絶たない訳です。
なので、楽天市場としても新しく出展したお店へのフォローをどうするか?が課題にはなってると思うんですが、まだまだITとかWebの知識だけでなく、郊外の町の商店街の1店舗を運営してるようなつもりで出てきてしまった人達が多かったりするので、中々難しいだろうなぁと言うのがずっと続いています。
そこに対して、3%がモール負担になるとなれば、まずポンパレモールに人を呼び寄せる事が出来るんじゃないかって事になります。
最初は難しいけど、上に書いたように関連サービスが多くて、じゃらんとかポンパレのポイントと横断的に使えてってなれば、ターゲットの女性はすごく参入障壁が低くなるんじゃないかなと。
ターゲットは女性
はい、女性です。完全にネットショッピングでは、女性をどう動かすか?が重要になってきます。
もちろん商材次第ですが、少なくともモールに関しては女性の影響力が非常に大きい。
若い女の子とか特にそうですが、スマホで普通に買い物するし、衝動買いもするし、ポイント大好きだし、とにかく消費意欲が旺盛なんですよ。
楽天市場で特にお金を使っている人達も、多いんですよね。
その辺の深い話は僕の仕事の種なので言いませんけどw
なので、ポンパレは他のサービスも含めて女性をターゲットにしたサービスが非常に多いので、これは使えると思うんです。
現時点でポイントを共同で使えるサイトはこの10サイトだけど
この10サイトだけでなく、他のサイトも含めて、さらに連携を深めていけるはず。
例えば
AB-ROADや、じゃらんnetで海外旅行・国内旅行をしようとしてる人に、ポンパレモールで旅行バッグや旅行用のコスメ、ポーチ、傘、ファッション、靴、旅行雑誌などなどを横断して見せられたり。
ゼクシィで結婚式場やウェディングのプランとかを考えている人に、ホットペッパービューティーでエステプランを提示しつつ、値段が高いから敬遠しそうな人に対して、家でも出来るダイエットグッズや、低カロリー食材、ダイエット本、ウォーキングシューズなどなどを提案・紹介出来たり。
楽天やAmazonがモール内だけでやっているレコメンド機能を、壮大な規模で行う事が出来るんじゃないか?
これが相当な強みだと思っているので、リクルートには間違いなくやって欲しいと思っています。
てか、やるしかないでしょ。
ネットショッピングモールでは完全な後発だし。
他のネットショッピングモールは?
こっからはおまけです。
Yahoo!ショッピングは完全に出遅れている訳ですが、社長が交代して爆速で進んでいるYahooの方向が若干楽天とは異なって来たなーと感じるところもあって、どう動くのか気になる所です。
ただ、Yahooは元々ヤフオクのユーザーがすごく多くて、未だに根強い【オークション=商品が届かないかも】と言う印象なのか、男性ユーザーがすごい多い。
だからサービス名を Yahoo!オークション から ヤフオク! に変えたのはすごくいいと思う。
値段を下げたり、交渉したり、競り落とすって言うようなイメージの強い【オークション】と言う言葉を消して、略語にする事で女性を入り易くさせたんじゃないかな。
楽天の楽オクを使ってる若い女の子って結構いますもんね。(特に渋谷とかのギャル系)
そして、オークションと言う特性上、とにかく安さにこだわるユーザー層が多い。
値段と、自分の求める商品レベルの曲線の交わるポイントを見極めると言うか、とにかくこんな人達が多いです。
ただ、書籍や雑誌とかの本に関しては取引が簡単なAmazonで売るユーザーも増えてきたので、どうやってユーザーを増やすのかな。
ブランド買取りのブランディアもオークションをやり始めてるし、競合するのか協働するのか、しばらくは様子を見たいと思っています。
もし、Yahooが社長が変わっていなければ、どこかのタイミングで楽天かポンパレに丸ごと売ってたんじゃないかなって妄想する所だったんですが、社長も変わったしこのまま頑張ってくれれば面白いところです。
と言う訳で、長くなった上にまとまり切らなかったんですけど、次はもう少しテーマを絞って書きたいと思います。
久々だったから1時間くらいかかっちゃったw
※2013/5/21 18時半修正
楽天のポイント負担について誤記があったので修正しました。
コメント
コメント一覧 (2)
「楽天市場もポイントサービスをやっていて、1%を楽天市場が負担して」
と書かれてますが、楽天からの請求書には「楽天スーパーポイント付与料」と言う名目で売上毎の1%を請求されてます。
なので楽天市場は負担していないと思うんですが。。。
すいません、確かに仰る通りです。
自分もしっかり請求されていました。訂正させて頂きますね。
ご指摘ありがとうございます。